(7名)(
街づくり推進部長)
渡 邊
道路公園サービス課長 小 林
地区整備課長
清 水
環境清掃部長 金 元
環境保全課長
榊 原
清掃リサイクル課長
6
区議会事務局 明 石 議事・
調査係長
(1名)
7 議 題
都市計画、
都市整備、
環境保全、
清掃事業及び
リサイクル等について
【
報告事項】
(1)
令和2年度「めぐろ
サクラ再生プロジェクト」の
取組状況について
(資料あり)
(2)
令和2年度エコ・
チャレンジ顕彰の被
顕彰者について (資料あり)
【
情報提供】
(1)東京音楽大学における第61回
BCS賞の受賞について (資料あり)
(2)
運輸安全委員会から提供された情報を踏まえた対応について (資料あり)
【その他】
(1)次回の
委員会開催について
─────────────────────────────────────────
○
岩崎委員長 おはようございます。
ただいまから
都市環境委員会を開会します。
本日の
署名委員は、いその副
委員長、
山宮委員にお願いします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(1)
令和2年度「めぐろ
サクラ再生プロジェクト」の
取組状況について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
岩崎委員長 では、
報告事項に入ります。
(1)
令和2年度「めぐろ
サクラ再生プロジェクト」の
取組状況について、
説明を受けます。
○
髙橋みどり土木政策課長 令和2年度「めぐろ
サクラ再生プロジェクト」の
取組状況についての御
報告でございます。
項番の1ですけれども、
平成26年3月に「
目黒の
サクラ基金」を設立いたしまして、
保全事業に取り組んできている
ところでございます。これまで
寄附金ですけれども、1,019件、4,501万8,905円の御
寄附をいただいている
ところでございます。
項番の2です。
令和2年度の
取組状況でございます。
まず、(1)
樹木の
診断ですけれども、
樹木医による
樹木診断により、個々の桜の
状態を把握してございます。
外観診断と
精密診断がございまして、記載の
外観診断については223本、
精密診断については57本
実施いたしました。
(2)の
サクラ再生実行計画の作成ですけれども、今年は
駒場野公園と
九品仏川
緑道において
実施してございます。桜の
樹木診断結果を基に、
樹木医の見識、
地域住民の方の意見を取り入れながら、作成してございます。なお、今回は
新型コロナの
感染対策として、3密を避けるために
屋外での
現地調査会、またニュースレターによって
意見募集を
実施いたしました。
アの
駒場野公園サクラ再生実行計画の概要ですけれども、
駒場野公園は開園から34年が経過してございまして、
衰えの目立つ木が増えている
状況でございます。樹勢が健全な桜については
保全していきますけれども、
倒木の危険、また枯れ枝などが生じるものにつきましては、撤去しまして、順次植え
替えを進めてまいります。多様な桜の景観を後世に伝えていくということで
実施してまいります。詳細については、この表のとおりでございます。
裏面を御覧いただきたいと
思います。
イで
九品仏川
緑道サクラ再生実行計画です。
九品仏川
緑道については、
暗渠上に
整備されているということで、根の張る範囲が狭いということで、
ソメイヨシノのような
大型の桜の
生育環境には適していない
状況でございます。
こちらにつきましても、
倒木の
危険性がある木につきましては
伐採を進めますけれども、健全な桜については
保全いたしまして、
伐採で植え
替えが必要になったものについては、順次
小型の
品種に植え
替えを進めて、
緑道の安全な
歩行空間と
桜並木の
保全に努めてまいります。
(3)の
サクラ保全工事です。
伐採、
抜根、植え
替えを
実施してございまして、
伐採については12本、
抜根4本、植え
替えが、
立会川緑道に3本、呑川柿の
木坂支流緑道に1本、
菅刈公園で1本、
田向円融寺通りで2本を
実施してございます。
項番の3、
サクラ保全事業報告会です。
この3月14日に
実施を予定してございます。今回は、
会議室等は使わずに、
駒場野公園の
屋外で
実施を予定してございます。
実施内容ですけれども、今年度の
サクラ保全事業の
報告と、
樹木医による
桜守活動の紹介などを
実施する予定です。
周知方法につきましては、
事前申込制の定員20名として
実施を予定してございまして、めぐろ区報の2月25日号、
区ホームページで周知を図ってまいります。また、
サクラ基金寄附者及び
現地調査会に参加していただいた方には、個別に郵送で
実施します。また、
駒場野公園と
九品仏川
緑道の
現地に掲示してまいりたいと考えてございます。
3ページ目になりますけれども、
サクラ再生実行計画の
案内図です。
これまで
平成28年から順次進めてきてございまして、今年度は、
丸囲みでございますけれども、
駒場野公園と
九品仏川
緑道で
実施いたしました。
別紙、
参考資料です。
こちらが
保全事業の
報告ということで、
報告会で使用するパンフレットになってございます。
内容は後ほど御覧いただければと
思います。
説明は以上でございます。
○
岩崎委員長 説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○
芋川委員 ちょっと
整理をしたいんですけども、この
サクラ再生実行計画、こういった形で
案内図も示していただいているんですが、
地域で
区民宅にある
保存樹とかと、そういった
内容との関わりがあるのかどうかも改めて、そこの
関係性も知りたいんですが、お願いいたします。
○
髙橋みどり土木政策課長 この「めぐろ
サクラ再生プロジェクト」の
対象としているのは、
公園、
緑道、
道路緑地等、区のほうで管理している桜を
対象としてございます。今現在、約2,200本あるということです。民地の桜については、
保存樹として指定させていただいているものがありますけれども、それはこの
事業には
対象とはしてございません。
以上でございます。
○
岩崎委員長 ほかにありますか。
○
西崎委員 確認程度ということなんですけれども、この
サクラ再生プロジェクトの中で、今年度、第2クールに入ったみたいな、
樹木診断を新たにやったということだと思うんですけれども、この資料のほうを見ると、過去4年間で
診断から
保全工事、
再生計画とぐるっとやってきて、今回また
樹木診断が始まって、過去4年間と同じようにまたぐるっとやっていくようなものになるのか、今後の見通し的な
部分を少しちょっと
確認させていただきたいと
思います。
以上です。
○
髙橋みどり土木政策課長 桜につきましては、
ソメイヨシノについては、大体、寿命が60年というような言われ方をしております。ほとんどの桜が60年に近づいている現状がありますので、また
倒木等も実際発生してございます。そういった背景もありますので、
樹木診断については引き続き
実施していきたいというふうに思ってございます。
今回、
目黒川の
樹木診断、5年目になるんですけども、2回目を
実施しました。そこの中で、やはり
目黒川の桜も大分弱ってございまして、当初、
A診断だと、
健全度がいいという判断がほとんどだったんですけれども、今回を見ますと、かなりやはり
衰えが、
目黒川で155本今回やったんですけども、そのうち
A判定が1本しかなかったということで、ほとんど次の段階、次の
ステップに入ってきてしまっているということで、
保全の仕方も含めて、今後少し具体的に検討を進めないとということで今考えている
ところでございます。
以上でございます。
○
西崎委員 ということは、多分今の御
答弁をなぞるようなことだと思うんですけど、つまり以前から
診断しているものが、もう一度
診断してみたら、どんどんどんどん弱ってきているので、継続的に
診断もしなきゃいけないし、
保全もしていかなければならないので、そういう
意味で継続的にやっていく必要があると、一応その
確認だけ、最後お願いします。
○
髙橋みどり土木政策課長 今
お話しいただいたとおりでございまして、
目黒の桜の風景を後世に伝えていくために
取組を強化していきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○
岩崎委員長 ほかに。
○たぞえ
委員 私は、桜は
日本全国どこにでもあるので、
目黒の花だとはあまり思ってないんですけども、
基本構想の中でも、将来像の中に「
さくら咲き」ってなぜか突如入ってきたので、
桜押しをしてくんだなっていうのは理解してるんですけど、
再生プロジェクトっていう名のとおり、
維持をしていくっていう、
維持ですよね。将来像っていう大事なものに入れていく花を増やすとか、例えば
目黒の、桜って
種類いっぱいあるので、特段珍しいものを植えるとか、
維持じゃなくて、さらにバージョンアップって考えてないんですか。
○
髙橋みどり土木政策課長 今回の
サクラ再生実行計画もそうなんですけども、基本的に
地域の方と
お話をしながら、どういったものを植えていったらいいかということで御相談させていただいてます。それで、
駒場野公園は、昔からいろんな桜を植えてまして、今回の
サクラ再生実行計画の中でも、春だけじゃなくて、秋も楽しめるものということで、10月桜も入れるような
計画として今つくってございます。
地域ごとにやはり特性がありますので、
九品仏川については、先ほど申し上げましたように、川の上に狭い
とこに桜を植えてくということで、
大型じゃなくて、
小型の
品種を選んで植えてくというような形で、それぞれ特徴を捉えながら、
再生を目指していくということで
取組を進めてまいります。
以上でございます。
○たぞえ
委員 種類については、多様に選定していただいてることが分かりました。例えばなんですけど、最近ですと、私の家の近くで、
せせらぎ公園って、桜を切るってことでお知らせをいただきました。そういった
ところは、その後、植樹をしてくんでしょうか。増やすわけじゃないんですよねっていうことが
確認なんですけど。
○
髙橋みどり土木政策課長 実際、
倒木の危険がある桜については、やはり
安全性の
確保っていうことで、切らざるを得ないんですけども、その原因となってるのは、
老齢化によるものなのか、または
腐朽菌によるものなのか、また日照が当たらなくなっているのか、いろんな要因がございます。ですから、同じ
場所に同じような木を植えるっていうのはなかなか難しいと。
ただ、空間を
確保して、
土壌を
改良して、近くに2本切ったら1本植えるとか、そんな形になろうかと
思いますけれども、植え
替えをしていくということで考えてございます。それは
ケース・バイ・
ケースになるので、そこの
場所で考えないといけないということでございます。
せせらぎ公園については、ちょっとまだ植え
替えの話まではいってないので、これから検討させていただきます。
○たぞえ
委員 今ある
場所で例えば2本あって、切ったら、もしかしたら1本にしたほうが、その木がすくすく育つかもしれないっていうことで理解はしたんですけど、例えば今桜の木がない
公園とかにも植えていくっていうか、だから
シンボルとして使ってくんですよねって私がさっきから申し上げてるんですけど、だから桜の木を
目黒の至る
ところに増やしてくっていうわけじゃないんですよねっていう
確認です。
○
髙橋みどり土木政策課長 基本的には増やしていきたいっていう考えはありますけれども、ただ
公園自体が今現在増えてない
状況がありますので、例えば南の緑地
公園、新しく造りましたけども、そういうときにはシダレザクラを入れるとか、そういったそれぞれ
公園を増やすことによって、桜も増やすような
取組をしてございます。そのほか、
開発行為とか、そういったことで
提供公園もありますので、極力そういったときには使っていきたいというふうに考えております。
○
岩崎委員長 ほかにありますか。
○
山宮委員 緑道ですね、2ページのイで、
九品仏川
緑道サクラ実行計画、
目黒は
緑道が多いですから、呑川とか、
立会川とかね。ここにも書いてあるとおり、
緑道の安全な
歩行空間の
確保と
桜並木の
保全に努めていくということで、
様々ソメイヨシノは
大型な桜だから、
生育環境が適してないので、
土壌をしっかりやりながら、さっき
お話があった2本やったら、1本そこにやってくっていう形であって、今、うちの
地元の
呑川緑道もそういうふうにやってくださってるんですけども、やっぱり根が切ってあったまま、ある程度日数を置かないと、何ていうんですか、
土壌を
改良できないという
お話が
地域の
説明会で、去年、おととしだったかな、あったので、あっ、そうなんだと思ってたんですけど、今、たぞえ
委員の話を聞いてると、いわゆる
本数が必然的に計算的に見れば、今、
呑川緑道や
立会川緑道に咲いている桜は、基本的に
本数は減っていくっていう認識でいいんですよね。
あと、もう
一つは、
土壌の
改良にはどれぐらいかかるのか。
緑道って、結構やっぱり
暗渠になってるから、土がある
部分が七、八十センチぐらいしかないというような、以前
お話を聞かせていただいたんですけども、その
土自体っていうのは、ある程度やっぱり新しいものを入れながら、何ていうんですか、改善していくのか、それともあるものを、例えば薬だとか、何だとかやりながら
改良してくのか、その辺の
手法について、考え方と
期間を二つ教えてください。
以上です。
○
髙橋みどり土木政策課長 今おっしゃっていただいたとおり、なかなか同じ
場所には植えられないので、2本あったら1本にしていくとか、また木についても、
ソメイヨシノっていう
大型ではなくて、もう少し
小型のコヒガンであるとか、そういったものを使っていくということです。
切ったやつについては、まずは
伐採ということで、例えば1メートルぐらい上のほうで切って、しばらく置いておく形を取ってます。そこで土を安定させて、翌年ぐらいに
抜根しているという作業になります。そのときに、
一緒に
土壌改良もする場合もありますけども、基本的には植え
替えるときに
土壌改良していくということになりますけども、
土壌改良、
現地の
状況にもよりますけれども、
腐朽菌とか入ってる場合については、やはり
入替えをする必要が出てきます。そのボリュームについては、その
場所によって変わりますけれども、基本的には根鉢がうまく取れるような形で
入替えをしていく、ということで考えてございます。
また、踏み固められて、固まってしまってる場合もあるんですけども、そういった場合は、エアレーションっていって、空気を入れるような形で、根が息ができるような形の
手当てをしてあげるというような
手法も併せて取り入れながらやっていくということで考えてございます。
○
山宮委員 ありがとうございます。分かりました。もう
一つ、またポイントは、
ソメイヨシノが植えられてた
期間、やっぱり大木なんで、根がすごく横に張っていて、
道路が隆起していると。特に具体的にいうならば、
都立大学駅の
緑道については、根が大分すごく張ってきているので、がたがたしてんですね、駅に近い
自転車置場の
ところですけれども、
関根橋の
とこかな。
そういった
ところの
部分では、非常に
緑道の
フェンスっていうのかな、あれが傾いちゃうぐらい根がすごく強く伸びている
部分、そういった
改良と併せて、いろんな
とこに支障ができている
根っこの処理だとか、その辺の
整備のやっぱりもう一回やり直す
部分っていうのは、どういうふうにこれは併せてやっていくのかなっていうのを
確認したいと
思います。
以上です。
○
髙橋みどり土木政策課長 御指摘のとおりでございまして、私どもも大変心配しているんですけども、基本的に
維持の
関係で、
道路公園サービス事務所のほうで、壁が倒れてきてて、
フェンスも
一緒になって倒れてしまってて、通行の支障になりかねないような
部分もありますので、そういうのは
計画的に今取り
替え、修繕をしていってる
ところです。
今年、去年ぐらいから、世田谷の区境のほうから少し
整備をしてきてますので、そのとき柵ではなくて、
ロープ柵みたいなのを併せて使って、
柔軟性を持たせた形で今
整備をしてきてございます。限られた
予算ですけれども、なるべく危ない
ところから
改良していこうということで、
取組は進めてきてございます。
以上でございます。
○
山宮委員 ある
意味、
緑道の柵ですとか、
道路に影響が出てる
部分の話なんですが、やっぱり
地域住民の方、
都立大学駅周辺の
商店街の方や
住民の
方々が常におっしゃってるのは、
サクラの
プロジェクトが進んでるのも理解してるし、
地域の話合いにも参加してるので、経過は分かってるんですが、やはり話し合ってからもう四、五年近くたっていく中で、
凸凹道路がなかなか改善されてないという
部分と、どんどん
フェンスが傾き始めてる
部分があって、非常に心配されています。
地震があったときは、いつもあそこが不安なんだというふうに言ってらっしゃる、住んでらっしゃる方もいるぐらいですから、そういった
部分では、せっかく「
目黒の
サクラ基金」でこれだけの
思いがあって、そういう
思いを持って、基金された
方々もいらっしゃいますので、ある
意味そういった
計画的な
部分とか、今こういう
部分で
懸案事項、課題については精査しながら取り組んでいくよとか、
一つやっぱりメッセージを発信しないと、いつまでこんな
状態なのか、何やってんだというお声がやっぱり上がってきてますので、その辺も含めて、アピールしていただきたいなと。
もう
一つは、
サクラ基金の使い方を、もう少しはっきりと伝えていただくことが大事だと
思います。もっともっとそういう
思いを持ってらっしゃる方はいらっしゃると
思いますし、やっぱり桜の木を
目黒のシンボリック化していくという
部分では、その辺に心をやっぱり乗せていけるような
発信力っていうのは大事なのかなと
思いますので、その2点お願いします。
○
中澤都市整備部長 委員おっしゃるとおりでございまして、私ども実は今回、
実施計画に
公園等の
改良ということで、
緑道等も含めて入れておりますけども、来年度
予算、私ども上げた
道路、
公園等の
改良は、全てカットされまして、今回
予算としてはないということで今やってます。ですので、
維持しかないという
状況でございます。これはこういう緊急の
関係で
コロナの対策とか、必要なもの、そういうものがありますので。
ただ、1点、やはり今おっしゃるような危ない危険な
ところもございますので、私どもちょっとアピールが足らなかったのかなということで今反省もしております、
都市整備部としては。ですので、ぜひ今後とも
委員の
方々も含めまして、皆様、
地域の声をぜひ再度私ども聞いて、
取組を進めていきたいと思っておりますので、まず大事なことは安全・安心でございますので、実は
実施計画の
通学路、裏通りの
整備もカットされまして、
復活予算で入れてもらいました。300万円でございましたけども、それでもやらなきゃいけないということでございます。
ですので、私どもやっぱりもうちょっとその辺の声、あるいは
整理、
委員からおっしゃいましたようなことをまとめて、もっとアピールして、なおかつ今あるお金でとにかく安全で安心な
環境をつくっていきたいと思っておりますので、今年の3月には
防災センターに
道路公園サービス課が行きまして、来年度の4月からは
道路公園サービス事務所となりますので、改めてまた体制の強化、効率的な、効果的な
維持管理体制を進めてまいりたいと存じます。
以上でございます。
○
岩崎委員長 ほかにありますか。
○
宮澤委員 今もう
山宮委員がほとんど
お話しいただいたんですけど、私も
都立大学の
山宮委員と同じ
ところの
地元なんで、全く
根っこのほうの問題です。だから、桜は
保全していただいて、やっていくのは十分分かってるんですけど、ここの
駒沢支流の
自由通りに向かってとか、柿の木坂の
支流の特に
緑道になってる
ところっていうのは、
緑道、あそこを
暗渠にして、上を快適にちょっと歩いていただくというような形で造ってるんだと思うんですよ。
だから、そこの
部分で桜を植え
替えをしたり、
様々根っこがどういうふうに生えてくのかって、全てを想定することはできないのかもしれないですけども、桜の時期っていうのは大体1年のうちで限られてますよね、2週間とか、3週間とか。そのときに
目黒の
シンボルとして、本当に桜きれいだなと見ていただくことは、
地域住民の方にとっても、何か希望が持てるようなことだし、特に
都立大学の
ところでも、最近っていいますか、
コロナにもいろいろありますけども、何かいろんな地図を持って、多分、
地域住民じゃないような方がふらふらしてたり、おいでいただいて、見てる。
外国の方もいらっしゃるっていうことで、もしかしたらちょっと観光までいかないですけど、そういう
ところにも寄与してるのかなって、うれしい
部分もあるんですけども、その時期が過ぎた後の1年を通してで、それで私も結構、
山宮委員もそうだと思うんですけど、
高齢者の方が
緑道を歩いてると、よくこけるんですよ、本当によくこける、
道路がぼこってなってて。私も実際に夜、歩いてみたら、こけますよ。普通に歩いてて、
根っこがぼこって出てたりするんで。
やっぱりこの辺のことを、安全・安心、先ほど
部長の
答弁で最終的には安全・安心っていうことですけども、はっきり言っちゃうと、桜を一時期見る楽しみよりも、ふだんの歩行の夜帰ってきて、サラリーマンの人とか、OLの人がハイヒールでこけてる。そういう姿も見たことがあるんで、やっぱりこれはどうにかしていかなくちゃならない。そこの
部分を一番に考えていただいた上での
再生計画、
保全計画っていうものをしっかり立てていただきたいと思うんですけど、だから何かそういうぽこって出た
ところに関しては、違う装飾をして、
注意喚起をするとか、何かそういうようなことをやっぱり真剣に考えていただきたいと
思いますけども、いかがでしょうか。
○
髙橋みどり土木政策課長 今、御指摘いただいた
緑道の中の根の
根張りが飛び出してたりとか、ブロックが倒れたりというような
状況については把握している
ところでございます。なかなか桜だけ考えますと、出てきた
根っこを覆ってしまうとなると、根が息ができなくなってしまって、
本体自体が枯れてしまうということもあります。そういったこともあるので、なかなか
手当てが難しい
ところもあるんですけれども、やはり今御指摘いただいたように、歩いていて
歩行者の方が転倒してしまうということは本末転倒なので、そこについてはもう一回点検しまして、安全に通行できるようにしていきたいというふうに考えてございます。
また、ふだんの
維持だけではなかなか対応し切れない
部分も、そういうステージに来てますので、私どもとしても次の
ステップ、来年度の
実施計画の改定とかにも併せまして、どういったことができるかはちょっと検討させていただきたいというふうに
思います。
以上でございます。
○
宮澤委員 我々
議会側からもしっかりと
お話しさせていただきたいと思うんですけど、先ほどたぞえ
委員も
山宮委員も言ってたと思うんですけど、桜が
目黒の中のシンボリックな形で桜を押していくんだっていう
ところを、
基本構想のトップにも上がってるっていう話ですので、やっぱり
保全していきながら、生活
環境、
根っこの問題っていうのは、当然かぶせると、桜が枯れちゃうとか、いろんな事象があるんでしょうけども、その辺を桜を押していくんだったら、それに対する安全の
部分を考えた上で、
予算を削られたっていう
お話ですけど、ぜひ
予算をどこかで、補正ででも組んでいただいて、
議会側からもしっかりバックアップさせていただきたいと
思いますんで、まず
歩行者っていうか、生活者の安全・安心、それを第一に考えていただきたいと
思いますんで、よろしくお願いします。いかがでしょうか。
○
中澤都市整備部長 今おっしゃるとおりで、いろんな方法はあるんですけども、本当に一時期は根の上部を削って、防腐剤を塗って、段差をやったという
手法もあったんですが、なかなか木がかわいそうだとかいう御指摘もあったので、いろいろと今は御相談しながらやってる
とこでございます。
本当に
委員おっしゃるように、私どもただ桜をどんどん増やすっていうイメージではなくて、
保全してく、
維持してくイメージを私は持ってます。今の量は、はっきりいって多い
状況です。呑川もそうですし、
立会川もそうですけども、植え過ぎて間隔が非常に狭くて、何ていうんですかね、息できない
状況なんですね、桜が。だから、やっぱり少し今の
サクラ再生実行計画っていうのは、息できるような空間で
再生していきましょうということですので、別に
本数にはこだわってなくて、やはり木の質にこだわって、
目黒の桜はきれいだよと、それが私、
基本構想なのかな。
だから、桜ばっかり植えてくってことではございません。要は
地域の方の意見を聞きながら、当然いろんな
シンボルのツリーを植えたりとか、それはしてきますけども、声が大きいのは桜が大きいですけども、ただ桜はおっしゃるように瞬間ですので、おっしゃったようなことで、私どもトータルで桜の
再生と、あるいは
維持、
改良とか、そういうのも含めて、ちょっと大きい声を今上げてるんですが、まだまだちっちゃいので、頑張っていきたいと
思いますので、ぜひその際はよろしくどうぞお願いいたします。
以上でございます。
○西村
委員 伐採と
抜根の数についてお伺いしたいんですけども、これは
伐採と
抜根は、延べの
本数であって、例えばそれぞれを足した数が今まで倒した数ではなくて、
伐採した後に
抜根したという感じの数の数え方でいいのかお伺いしたいと
思います。
それで、今、計算すると、
伐採、
抜根、ざっと合わせてしまうと100本以上になっていて、例えば
伐採した後に
抜根で1本、1本と数えるんだったら、多分少なくはなるんですけれども、6年間で植え
替えが19本になっていて、このペースで桜って、どんどん減ってしまうんじゃないかっていう感じがあるんですけれども、植え
替えのペースについてお伺いしたいのと、あと
予算がなかなか大変だっていうのは分かるんですけども、1本の植え
替えの
予算、
場所とか、
品種にもよるんですけれども、そういったイメージというか、どれぐらい1本につきとか、何メートルにつきとかあれば、教えていただきたいと
思います。
○
髙橋みどり土木政策課長 伐採、
抜根の捉え方は、今、
委員御指摘のとおり、まず
伐採しまして、その後、同じ木っていうことではなくて、前年切ったやつを
抜根してるというのが基本になります。
桜の植える間隔なんですけれども、先ほど
部長からも
お話ししたとおり、今、桜の植えてる間隔がすごい狭いんですね。
目黒川ですと6メートル間隔で植えてます。
ソメイヨシノですと、やはり枝が両側に伸びますので、最低でも10メートルはないと、その木が健全に育たないというふうに言われております。今回、例えば今、
九品仏川
緑道で提案してるのは、
ソメイヨシノっていうことではなく、もう少し小ぶりにしましょうと。また、枝葉も民地に飛び出さないような形で管理していきましょうという話になってございます。
その辺を見ながら、あとは先ほど言われた根の問題もありますので、植樹帯を少し多めに取ろうというような提案を今回いただいてます。そういったことをしながらやっていきたいというふうに考えてます。ですから、基本、木の
種類にもよりますけど、大体10メートル前後ぐらいの間隔にはなってくるかなというふうには思ってございます。
以上でございます。
植え
替えの金額でよかったですか。植え
替えまでいきますと、大体1本で100万円ぐらいっていう目安です。
○西村
委員 すごいやっぱり大変な金額になるなと
思います。今、区内に2,200本ということで、これはもう植え
替えを始めているので、それからだんだんということなんですけれども、2,200本全部を植え
替えだったり、
保全していくという中で、先ほども申し上げましたけど、間に合っていくのか、そのうちに植えたりとか、植え
替える、新しい桜に変えていくというスピードに、駄目になってしまって、危なくなる木が増えてってしまうんじゃないかと思うんですけども、そこについてはどのように判断というか、認識をされていますでしょうか。
○
髙橋みどり土木政策課長 植え
替えの考え方なんですけれども、基本的には今ある桜をなるべく
保全していきたいというふうに考えてございます。そこで、先ほど申し上げましたけど、
樹木診断を継続的に続けているわけですけれども、やはり5年前で測ったものよりも、大分悪くなってきているということは、今のままの
手当てだと、
老齢化してしまう、樹勢が低下してしまうということになりますけれども、そこに
保全の
手法をもう少し具体的に施肥をするとか、エアレーションするとか、その
場所場所でやり方を考えながらやっていこうということで、今これから検討することにしてございます。
そういったことも踏まえながら、植え
替えはなるべく最小限でやっていきたいというふうに思っている
ところです。
緑道とかは、やはり根の問題とかもあって、かなり危険な
状況もあるので、
伐採する必要もありますけど、例えば大きな
公園ですと、ある程度余裕が出ますので、そういう
場所場所で検討していきたいというふうに思ってございます。基本的には、
倒木の危険が迫ったものについて
伐採するということの考え方でございます。
以上でございます。
○西村
委員 先ほど
目黒川が
A判定が1本になってしまったという
お話があったんですけれども、もう少し詳しく5年でどれぐらい変わってしまったのかということを、サンプル的な感じでお教えいただきたいんですが。
○
髙橋みどり土木政策課長 今年度の
本数がやっと出てきまして、集計している最中なんですけれども、5年前、
平成27年に
目黒川の桜、約800本を
診断してございまして、そのときには
A判定が706本でございました。約9割が
A判定ということで、健全だという判断をしてございました。そのときにD判定になってたのが4本ということで、0.5%だったんですけれども、D判定が
倒木の危険があるということで、
伐採の
対象になってくるというものでございます。
その後、やはり5年の間にも、枯れ枝が発生したりとか、
倒木の危険があるということで切ったものもあるんですけれども、今回、そこの中で全体を全部調査することができなかったんですけれども、大橋の上流のほうから少し調査をしてございます。155本が調査
対象となってございまして、今回は
A判定がそのうちの1本、0.6%に低下している。B判定が84本ということで、前回が5.9%でしたので、
A判定からB判定、1ランク落ちてきてるという
状況でございます。
この辺はちょっと今、これ速報値ですので、今、
樹木医さんのほうでこの辺の
診断の結果について考察もいただくこととしてございます。そういったことを踏まえながら、
保全の
計画を立てていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○
岩崎委員長 ほかにありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
岩崎委員長 ないようですので、
報告事項(1)を終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(2)
令和2年度エコ・
チャレンジ顕彰の被
顕彰者について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
岩崎委員長 では、
報告事項(2)
令和2年度エコ・
チャレンジ顕彰の被
顕彰者について、
報告を受けます。
○金元
環境保全課長 それでは、
令和2年度エコ・
チャレンジ顕彰の被
顕彰者について御
報告いたします。
1の概要でございます。
エコ・
チャレンジ顕彰は、省エネ・省資源、ごみ減量・リサイクル、グリーン購入などの
環境負荷の低減や
環境保全への
取組を行っている区民、
事業者、団体等を顕彰することで、
地域における
環境保全への
取組意欲を高め、
環境と共生するまちづくりの一層の推進を図ることを目的とし、
平成13年度から
実施している
事業でございます。
令和元年度までに57人の区民、54の団体、14の
事業者を顕彰しております。
2の
令和2年度の被
顕彰者でございます。
2団体になりますが、まず
一つ目が、特定非営利活動法人365ブンノイチでございます。こちらは落書きをされた壁面や建造物に新たな装飾を施し、まちの
環境美化を推進する活動を行っている団体でございます。
平成31年3月から
令和元年7月にかけまして、ちょうど東急東横線で中
目黒駅から代官山駅の間の車窓から見える位置にございますが、駒沢通り壁面にされていた落書きを消した上で、
地域住民の皆様とも協力して、アート作品を制作されました。この
取組は、中
目黒駅周辺街づくり協議会においても、
地域での
環境美化の
取組として認識されておりまして、今回の顕彰についても当協議会へ
情報提供すると伺っております。
また、
令和2年11月には上
目黒一丁目のマンションの敷地内にされていた落書きを消去し、同様のアート作品を制作されました。
写真のキャラクターは、全ての縁の下の力持ちさんに感謝しますというコンセプトから、「エンノシターズ」と命名されてるとのことでございます。
壁や建物にされた落書きを消去した上で、アート作品を描き、落書きを防止するだけでなく、まちの
シンボルとなるものを制作したこと、また活動を通じて
地域住民や企業と連携して、
地域の
環境美化推進の機運を醸成したことを高く評価し、エコ・
チャレンジ顕彰に決定したものでございます。
次に、2番目、特定非営利活動法人青松の会おおぞらでございます。こちらは障害のある方に対して、企業や自治体等からの受注や自主作品の生産作業を行う活動の場を提供することで、
地域社会の中での自立や就労を目指した社会参加ができるよう支援を行っている団体でございます。
昨年7月からレジ袋が有料化となったことから、これをプラスチック削減の好機と捉え、区民の皆様が使い捨て型のライフスタイルを見直すきっかけとなるよう、オリジナルのエコバッグを
一つ一つ手作りで作成されました。持ち帰り弁当が入るよう、マチを広く取った市販品にはないサイズ、汎用性が高いA4サイズ、絞り染めの一点物であることなど、様々な工夫が凝らされております。既に200個以上の売上げを
確認するなど、好評をいただいておりまして、エコバッグの普及にも貢献いただいております。総合庁舎1階の売店で
一つ500円で販売しておりますので、
委員の皆様にもお立ち寄りいただければと存じます。
オリジナルバッグということで、障害のある方の個性や能力を広くアピールするとともに、身の回りにある使い捨てのワンウエー製品を削減し、使い捨てのライフスタイルを見直すきっかけとなったことを高く評価し、エコ・
チャレンジ顕彰に決定したものでございます。
3の顕彰式でございます。
当初は2月上旬に予定しておりましたが、
新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言が発出されたことから、この宣言
期間中の顕彰式の開催を見送ることとしております。顕彰式では、区長から感謝状贈呈、その後、懇談を予定してございます。日程については、今後の
状況を踏まえて調整中でございます。
4の区民への
周知方法については、記載のとおりでございます。
5の過去の被
顕彰者一覧については、直近3年間の被
顕彰者を記載してございます。
最後に、参考として、選定基準を記載しておりますので、こちらは後ほど御
確認いただければと存じます。
私からの
説明は以上でございます。
○
岩崎委員長 説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○
西崎委員 1点だけ、今回の被
顕彰者のエンノシターズの365ブンノイチさんのほうなんですけど、アート作品のほうで、
地域住民や企業と連携しとあるんですけれども、どういうような連携なのか、例えばアートに
住民の方に関わっていただく、企業の方に関わっていただくということなのか、それとも例えば一定御支援をしていただいてるとか、どういうような連携がされているのかなという
ところをちょっと教えていただければと
思います。
以上です。
○清水
環境清掃部長 この
事業というか、皆さんやられたとき、私が
街づくり推進部長のときにやっておりますので、ちょっと私からもお答えさせていただきますけれども、例えば企業ですと、区内の企業の方から、これをやるためのお金も少し出していただいたりとか、それから
地域の皆さんに対しては、いついつ落書きを消すので、そのときに皆さん来てくださいとか、また絵を描くときにも、今度いついつ絵を描くので、どうぞ御参加くださいといったような形で、SNS等で発信とかしてるんですね。そういう形で
目黒区民の皆様がこれに直接関われるような、そういう仕組みを取っていただいたものでございます。
以上です。
○
岩崎委員長 ほかにありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
岩崎委員長 ないようですので、
報告事項(2)を終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
情報提供】(1)東京音楽大学における第61回
BCS賞の受賞について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
岩崎委員長 次に、
情報提供(1)東京音楽大学における第61回
BCS賞の受賞について、
説明を受けます。
○小林
地区整備課長 それでは、東京音楽大学における第61回
BCS賞の受賞について
情報提供いたします。
まず、東京音楽大学中
目黒・代官山キャンパスにつきましては、昨年11月の当
委員会において、2020年度グッドデザイン賞の受賞について
情報提供した
ところでございます。
お手元に配付いたしました資料は、同大学が昨年12月に第61回
BCS賞を受賞し、本年1月26日に大学側が公式に発表した際の資料でございます。
まず、
BCS賞につきましては、一般財団法人日本建設業連合会が主催しており、優秀な建築物を表彰することにより、良好な建築資産を創出し、文化の進展と
環境の
保全に寄与することを目的とする活動でございます。
資料に記載はございませんが、この
BCS賞を主催する日本建設業連合会とは、全国的に総合建設業を営む企業などを構成員とする団体でして、建設産業における諸問題の解決をはじめ、技術の進歩や建設産業の健全な発展を図り、国民生活と産業活動の充実に寄与することを目的とした活動を行っており、その一環として、優秀建築などに対する顕彰活動を行っております。
この
BCS賞の選考に当たりましては、資料に記載のとおり、建築主と施工者などの協力
関係を基盤とし、企画、設計、施工、
環境、運用・
維持管理の5項目をベースに総合評価して、受賞作品が決定されます。過去の主な受賞作品としましては、東京タワーや国立屋内総合競技場など、日本を代表する建築物が表彰されております。
昨年
実施されました第61回では、75件の応募があり、選定過程を経て、東京音楽大学を含む15件の受賞作品が選ばれました。このたびの受賞に至った評価としましては、本キャンパスは代官山と中
目黒との間の斜面に位置しており、キャンパスを貫く「音楽のみち」を区民の皆様にも開放することにより、教室などで展開する音楽活動をまちの中に溶け込ませているということが評価されております。
区といたしましては、区と都の共同
事業である上
目黒一丁目地区
プロジェクトから始まり、様々な検討の中から東京音楽大学が開校するに至った結果、このたび
BCS賞を受賞したことは非常に意義があると考えており、引き続き同大学の行う芸術文化の発信などについて進行
確認を行いながら、連携したまちづくりの
取組を展開してまいりたいと存じます。
私からの
情報提供は以上でございます。
○
岩崎委員長 説明が終わりましたので、質疑を受けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
岩崎委員長 ないようですので、
情報提供(1)を終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
情報提供】(2)
運輸安全委員会から提供された情報を踏まえた対応について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
岩崎委員長 では、
情報提供(2)
運輸安全委員会から提供された情報を踏まえた対応について、
説明を受けます。
○金元
環境保全課長 それでは、
運輸安全委員会から提供された情報を踏まえた対応について御
説明させていただきます。
本日の
情報提供につきましては、羽田空港新飛行経路の運用に係る安全
確保の
取組に関するものとして、国土交通省航空局首都圏空港課から区に
情報提供があったため、本
委員会の
委員の皆様に
情報提供するものでございます。
令和2年12月4日11時51分頃ですが、那覇空港発東京国際空港行きの日本航空904便、ボーイング777型機が、那覇空港の北約100キロメートルにおいて、左側のエンジンに不具合が発生したため、同空港に引き返す事態が発生し、到着後の点検で同エンジンのファンブレードやエンジン・カウル、カウルというのは覆いという
意味ということですが、等に損傷が見られたとのことです。
本件は、航空法施行規則に定める重大インシデントに該当することから、
運輸安全委員会による原因等の調査が行われました。この資料は、
運輸安全委員会の調査を踏まえ、国土交通省の対応をまとメートル資料でございます。
まず、四角の枠内ですけど、ただいま申し上げた重大インシデントの要因として、エンジンのファンブレードに疲労破壊による損傷があったこと、これを踏まえ、
安全性に万全を期すべく対応する旨が記載されてございます。
1の当該重大インシデントを受けた国土交通省の対応でございます。
(1)は、同型のエンジンに対するこれまでの対応です。
①と②の点検の結果、損傷等の不具合は発見されませんでした。
①は、事案発生当日、同じ型のエンジンを搭載する航空機を運航する国内航空会社に対し、翌日初便までにファンブレードの緊急目視点検を指示したこと。
②は、エンジンメーカーからの技術的見解も踏まえ、国内航空会社に対し従来の点検・検査に加え、より点検頻度を引き上げた点検の強化を指示したことが記載されております。
(2)は、ほかの型式エンジンを搭載した航空機を運航する国内航空会社に対し、ファンブレードの詳細目視点検を指示したことが記載されております。
次に、2、他の型式エンジンに対する
安全性の検証でございます。
(1)の
内容ですが、国内航空会社が使用する他の型式エンジンのファンブレードについては、既に
安全性を
確認しましたが、
令和2年12月28日に
運輸安全委員会から左側エンジンのファンブレードに疲労破壊による損傷が
確認されたことから、①では、過去の重大事案に対しては、対策は
実施済みであり、重大事案につながりかねない不具合はなかったこと、②では、さらに
安全性に万全を期すため、国内航空会社が使用し、過去に重大事案が発生したファンブレードと同種の材料・構造を有するもののうち、飛行回数と飛行時間が多いものについて、従来の非破壊検査を大幅に前倒しし、今年3月末までに
実施するよう1月29日に指示したこと。今後も
安全性を
確認しながら、必要により、さらなる措置を行っていくことが記載されております。
裏面、(2)は検査指示の
対象となった型式の表でございます。
なお、本資料については、国土交通省のホームページにプレス発表資料として掲載されてございます。
それから、先日、1月13日の本
委員会で詳細は後日公開予定と
情報提供いたしました第2回羽田空港新飛行経路の固定化回避に係る技術的方策検討会につきましては、国土交通省のホームページに当日の資料や議事概要が既に掲載されておりますので、後ほど御
確認いただければと存じます。
私からの
情報提供は以上でございます。
○
岩崎委員長 説明が終わりましたので、質疑を受けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
岩崎委員長 質疑はないようですので、
情報提供(2)を終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【その他】(1)次回の
委員会開催について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
岩崎委員長 その他ですけれども、次回の
委員会開催は2月26日金曜日10時からです。
これで今日の
都市環境委員会を散会します。
お疲れさまでした。...